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ハーマンミラー × ロジクール G エンボディチェアを購入から 1 年以上経った長期使用レビュー

ロジクールコラボエンボディチェア(以下、エンボディチェア)を使い始めてから早いものでもう 1 年以上が経ちました。 私が当時エンボディチェアを検討していた時は流通し始めたてでしたのであまり情報がありませんでしたが、昨年辺りから様々な人気ストリーマーにエンボディチェアを提供したりしているのでよく目に掛ける事が多くなりましたよね。 私はもちろん実費での購入でしたので、良かった点・悪かった点を包み隠さずお伝えできればと思います。 現在エンボディチェアを検討している方がこの記事を見つけて参考になれば幸いです。

前提として

エンボディチェアを購入する前は所謂ゲーミングチェアの代表格である「DX RACER」のチェアを使用していました。
約 4 年ほど使用しておりましたが写真の通り座面がボロボロになったり、特徴的なバケットシートの様なサイドの迫り上がりが姿勢を固定されてしまう様に感じて、新しいチェアを探し始めました。

私の地域では大塚家具 本社ショールームにお邪魔できる環境だったので、実際にエンボディチェア(ロジクールコラボでは無いオリジナル)を体験する事が出来ました。
Youtube や私の様なレビュー記事だけの情報を鵜呑みにせずに実際に体験出来る環境にお住まいの方はご自身で吟味された方が絶対にオススメです。

良かった点

- 長時間座っても身体が全く痛くならない
- 座面が拡張出来るのであぐらが掛けれる
- チェア自体の重量
- デザイン性

エンボディチェアを 1 年以上使用している事を振り返ってみると、まず最初に感じたのは長時間使用をしても全く身体への負担を感じない点でした。
以前まで使用していた DX RACER チェアだと体感で 4 時間から 6,7 時間程度座っているとまず腰にダメージを負っていた事を思い出しました。
私はエンボディチェアで仕事・ゲーム・ネットサーフィン等の長時間使用で平気で 10 数時間以上は座りっぱなしの事が多々あるのですが、それでもエンボディチェアだと身体への負担は感じませんでした。
ハーマンミラー的には絶対的に勧めている使い方では無いのですが、座面がフラットで広く出来る調整機能とアームレストを内側・外側に調整出来るのであぐらも平気で掛けれるのでそういった様々な座り方も相まって長時間座れると個人的には解釈しています。

チェア自体の重量も運搬時にはデメリットと感じますが、チェアなんてそうそう他の場所に移動なんてしないかと思いますので良かった点にまとめましたが、重量があることによってチェア腰下の安定感が素晴らしいです。
普段の使用時は微動だにしませんが、チェアを動かそうとすれば動くのでストレスが全くありません。重量バランスの設計が流石だなと感じる点でした。

長時間使用でも身体への負担を感じさせない時点で既に素晴らしいチェアだと感じますが、やっぱりデザインが最高というのが正直私の決め手でもありました。
ハーマンミラーを所有してみたいというブランド力と、エンボディチェアのデザイン性が魅力的でした。

マイナス・イマイチだった点

- 座面より上部の剛性がいまいち
- 座面の汚れ
- 微調整機能が微妙
- 価格が高すぎる

これだけ魅力的なエンボディチェアですが、やはりネックなのは金額の高さです。
執筆時現在だと円安の影響を受け、¥242,000 というびっくり金額です…。
この金額だと、ここはこういう風にして欲しかったな、という部分が正直ありました。

座面上部の剛性ですが、エンボディチェアの特徴的な部分である背面の骨格辺りよりギシギシという音が発生します。
おそらく背面ファブリックが擦れている様な印象ですが、これだけの金額を払ってる身としてはうーん。といったのが正直な感想です。

エンボディチェアには様々な微調整機能が用意されているのですが、リクライニングの強弱機能が正直微妙に感じました。
右側にリクライニングの強弱調整・背面骨格の絞り込み調整・座面の上げ下げ。
左側にはリクライニングの段階調整(3 段階まで)。
座面の拡張機能。
それとアームレストの上げ下げに加え内側・外側の調整となります。

リクライニングの強弱調整ですが弱めに設定した上で左側のリクライニングの段階調整を無し(固定状態)にすると座面の遊びが起きてしまいます。
恐らく構造上致し方ない部分だと思いますが、リクライニング効果を固定にした際には遊びが無い状態にして欲しかったです。
逆に強めに設定すると今度はリクライニングの段階調整をしてもバネが硬すぎてしまってリクライニングが出来ない状態になります。
それと背面骨格の調整も同様ですが、ノブを回す回転数が非常に多いので一度調整すると手間に感じて再調整するのが億劫になってしまう様に感じました。

アームレストの調整は特段困ったことでは無い箇所ですがチェアとデスクの距離次第で、お互いをピッタリとくっつけた時に前後調整があるとアームレストが干渉しづらくなるので正直欲しい機能だったと感じます。
私の使い方ではデスクとの距離が空いてしまうのが嫌なのでアームレストがデスクと当たってしまい、アームレスト機能が完全に死んでしまっている状態です。

私はこれだけの微調整機能があれば、その時々の使用用途(仕事に向き合う・映画を見る等のリラックスした状態…)に合わせて微調整が出来るチェアだと勝手に感じていて購入をしていましたので、これでは一つの設定をしただけになってしまいます。
大塚家具に訪問した際にスタッフさんにアドバイスを頂いたのですが、自然な姿勢で目線を上げた程度でリクライニングをし始める程度の調整で背中を預けられる様な調整がベストとのことでしたので、エンボディチェアのコンセプト的にはベストな設定で使用続けるという事なんでしょうね。

座面の汚れは、いくら金額が高くても物であればいつかは壊れる・汚れるなんて当たり前ですが、ファブリック素材・色も相まって汚れが目立ちます。
汚れに神経質な方はご注意下さい。

まとめ

買って超大満足…とまでは行きませんが、概ね満足はしています。
ハーマンミラーのチェアは保証が長く用意されているので、恐らく長い間はエンボディチェアを使用し続けるかと思います。
保証に関して、私はまだお願いしていないので今回のレビュー内容には特筆しませんでしたが、安心できる点です。

執筆時現在、円安の影響で更に金額が高くなってしまっているので、チェアにこの金額を出す事に許容出来る方はオススメしますが、無理して購入を考えている方は絶対的にオススメしません。
実際に購入した訳でもないので勝手な事は言えませんが、これから購入を考えている人には 10 万弱辺りのチェア(SteelCase やイトーキ)を中心にリストアップされた方が良いと考えています。

1 年以上も使っていると、どんなにかっこよいデザインでも真新しさが薄れてきますので、何年も使っていると割とどうでも良くなって来るんだろうなと感じています。
浮いた金額でデスク環境をアップグレードした方が恐らく賢いかと思います。