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MacBookPro14インチも収納可能な多機能・多収納なスリングバッグCODE OF BELL / X-PAK

3 月の頭に購入し、執筆時現在まで不満点が無く大変気に入っているMacBookPro14インチ。 自宅での作業が大半ですがこれだけコンパクトな筐体なだけに外やカフェにでも持ち歩いて作業をしたいと思いまして、MacBookPro14 インチに合う理想のバックパック探しを始めた所、中々に良さそうな物を見つけたので実際に購入して短期間ではありますが使用してみたのでご紹介します。

MacBookPro14インチも収納可能な多機能・多収納なスリングバッグCODE OF BELL / X-PAK

X-PAK(クロスパック)

2017 年に発売されたオリジナルの X-PAK PRO をアップデートした最新モデル。
X-PAK(クロスパック)は、現代のアクティブなライフスタイルのためにデザインされた、多目的で多機能なデイリーギアです。 クラシックなメッセンジャーバッグやウエストバッグに驚くべき機能性、最高品質の素材、部品、クラフトマンシップを加え、現代のアクティブなライフスタイルに合わせて再構築した多目的かつ多機能なバッグです。
13 インチのノートパソコンを始め、内外部からストラップ部分に至るまで複数のポケットを備えており、最高品質の素材と職人技を組み合わせ、デザイン性と機能性の両方を追求した、独自の垂直統合型ロールトップデザインを採用しています。 デザインと機能がもたらす真のバランスと純度を備えた唯一無二のバッグが X-PAK です。(CODE OF BELL 公式HPより引用)


最近のバックパック等に使われている生地が X-PAC(エックスパック)なので混在しそうですが、X-PAK(クロスパック)です。
一言で言うと X-PAK は非常に多機能なユーザーに合わせた使い方が出来てしまうそんなスリングバッグです。

全体像

一見すると全体的にごちゃついている様に見えてしまいますが、前述でお伝えした通り X-PAK は非常に多機能なスリングバッグです。
大小問わずの収納箇所で言うと実に18 箇所もあります。
実際には全ての収納箇所を使うのは難しいのですがユーザーに合わせて細かくカテゴライズ出来るのが X-PAK の最大の特徴と感じます。
容量は 11L~23L で、最前面コンパートメントをガバっと開くと容量を稼ぐ事が出来ます。
外出先や旅先で荷物が増減しても柔軟に対応出来るのは素晴らしいです。
前面の素材は X-PAC(エックスパック)、バッグ全体はコーデュラナイロンを使用しています。
裏地全てにレスキューオレンジの様な視認性抜群なカラーリングとなっています。
最初は裏地がオレンジになっているのはトレンドなのかな?と思っていましたが実際に使用してみて物がすぐに確認出来るようになっていてきちんと意味があってのカラーリングなんだと感じました。
スリング自体は分厚く肩に負荷がかかりづらく、フィドロックを採用しているのでスリングの着脱が非常に簡単でバッグを下ろしたり着けたりの作業が億劫にならない印象です。
背面パッドもかなり分厚く柔らかい上質なパッドを使用しています。
中央に大きなスリットが用意されてはいますが夏場の使用は少し暑く感じるかもしれません。
因みに 3WAY にも対応していて斜め掛け / ワンショルダー / ブリーフ持ちといった必要なシーンに合わせた持ち方が可能です。
価格は ¥37,400(税込) 非常に魅力的でロマン溢れるバッグですが、価格もそれだけにロマン溢れる金額になっています。

外部の収納 / 機能

3 隅のポケット

正面外側から見た時に左上、右上、右下に小さなポケットが用意されています。
サイズは標準的な大きさのスマートフォンであれば、ギリギリ入る程度なのでちょっとした小物のみに限ります。
左上のみ内部にはマグネットで着脱式のストラップが付属していますので、左上は必然的にカギ類を入れるようになります。

ドリンクホルダー

ゴム圧とバックルで調整出来るドリンクホルダー。
深さも十分でペットボトルは勿論、割と大きめのボトルも入れられます。 新型 X-PAK で改良された箇所の一つで、細かい箇所のメーカー側の惜しみない努力を感じます。

収納以外の機能

X-PAK には収納以外にも拡張可能な装備が至る所に用意されています。
片側側面にはハンドルが付属していて主にブリーフ持ちの時に使用しますが、このハンドルも外せるようになっています。
所謂ウェビングなるものがバッグ側面に張り巡らされているのでお好きな場所にハンドルを付け替えるようになっています。
後述するアクセサリーでハンドルを増やすことも出来ますし、X-PAK は収納以外の機能も充実していると言えます。
私はウェビングに無印良品で購入したトラベルバックハンガーを取り付けています。

内部の収納

最前面コンパートメント

X-PAC 素材部分全体が窄んでいますが、バックルを外し止水ジッパーを開けると使えるようになる収納部分。
荷物が少ない時は小さく、多い時は大きくという仕組みは個人的に X-PAK の顔になっている様に感じています。
好きな人にはたまらない部分なんじゃないでしょうか。
外側には正面から見て左側にサイズは幅 10cm・深さ 20cm 程度のポケットが用意されています。
小さめの二つ折り財布やスマートフォン等の小物を入れるには丁度よいサイズ感です。
内部にはメッシュポケットが用意されていて小物も収納出来るようになっています。
私は普段外しているスリングの補助バックルを取り敢えず閉まっています。
(容量的には恐らくこのコンパートメントが所謂メインだと思うのですが、個人的にここに収納する物はサッと取れる物というより普段使わないような物を入れると思いますので、メインとは表記しませんでした)

メインコンパートメント

バッグ中央部に位置する収納スペースです。
ここには PC 用スリーブ(パッド付) / 小分けされたポケット(4 つ) / メッシュポケット(2 つ) / メインスペースの 4 つに分かれています。
私が購入の一番の決め手になったのは PC 用スリーブでメーカー的には最大 13 インチまで収納可能との事で一度 X-PAK の購入を見送っていましたが、公式HP(日本)より 14 インチが収納可能かお問い合わせをした所、2010 年の MacBookPro15 インチなら不格好ですがギリギリ入るとの事で、恐らく 14 インチなら丁度良いと思い購入しました。
またその際に私がお問い合わせした内容をご丁寧に公式HP(日本)ブログに記事を作成頂きました。
ご担当して下さったスタッフさん、本当にありがとうございました。
(公式HP(日本)ブログに書いてあるようにメーカー的には 13 インチ以上の PC は後述するアクセサリーの ANNEX LAPTOP CASE を使用することを推奨・メインコンパートメント内の PC 用スリーブには 13 インチ以上の PC を収納するのは推奨をしていないので、あくまで自己責任でお願いするとの事でした。)
メインスペースは割と大きくマチを取っているので、一般的なガジェットポーチであれば余裕でスッポリ入ります。
個人的に普段使いのガジェット持ち運び程度ならメインコンパートメントだけで十分に足りるように感じます。

背面コンパートメント

背面パッドの裏にも両サイド互いに段違いとなっている収納スペースがあります。
所謂 PC スリーブの様な物ですが、14 インチの PC は残念ながら収納出来ません。
iPadPro12.9 インチや MacBookAir の様な 13 インチまでなら収納可能のようです。
個人的には背負っている時にバッグを前にスライドすれば一番アクセスがしやすい収納スペースなので財布等の貴重品を入れて使用しています。

別売りアクセサリー

X-PAK には前述している通りウェビングが用意されていて、CODE OF BELL が販売している別売りアクセサリーが着けられます。
全てのアクセサリーは公式HP(日本)-アクセサリーで確認して貰いたいですが、お世辞にも豊富なアクセサリー…とはいかずメインとなるアクセサリーは 2 種類だと思います。
因みに 2 種類とも執筆時現在では輸送の遅延で日本では売り切れとなっています。
私は後述する BACKPACK HARNESS KIT は入荷次第購入をしますが、どちらも手に入れていないのでご紹介程度に留めていきます。

ANNEX LAPTOP CASE

X-PAK で 16 インチまで収納出来るアクセサリー。 PC スリーブとして単体でも使用できるようです。
価格は ¥13,200(税込)
後述する BACKPACK HARNESS KIT とも併用可能です。 重量の関係でこれだけの装備をスリングで支えきるのは負担が大きすぎる為、併用を推奨しているようです。
ノーマル X-PAKを使っている身からすると確かにスリングだけでは肩に掛かる負担が大きいと感じました。
ただ、16 インチユーザーはどちらのアクセサリーも購入しないと満足に使えない…となると総額もとんでもないですし、バッグ自体の重量も中々の物になってしまうので素直に他のバッグの購入をした方が幸せなんじゃないかと正直感じました。

BACKPACK HARNESS KIT

X-PAK をスリングバッグからバックパック化出来るアクセサリー。
更には持ち手に小さなポケット(130mm x 110mm)が用意されていて、公式HP(日本)の写真を見る限りコンデジ程度のサイズなら収納出来るようで、アクセスがしやすい箇所に収納が増えるのは嬉しいですね。
価格は ¥9,900(税込)

X-PAK のイマイチなポイント

ここまで X-PAK の良さを伝える為にマイナスな事は伝えていませんでしたが、実際に使用してみてイマイチだなーと感じてしまったポイントを伝えていきます。

多機能・多収納、故の悩み

多機能・多収納が特徴で、細かくカテゴライズやカスタマイズが出来ますがそれ故にいざ使うとなった時にあれ?どこに入れたっけ?という状態に陥りがちでした。
購入から日が浅いので慣れていないというのもありますが、慣れるまで扱いづらいと感じ続けるかと思います。
また、全ての収納箇所を使いきれずに X-PAK のパフォーマンスを最大限使えていないとも感じました。
必ずしも全ての収納を使い切る必要があるのか?という意見もありますが多収納が故に最大パフォーマンスを使え切れないというのは素直にもったいないと感じました。

アクセスのしづらさ

メインコンパートメントから物を取り出す時には最前面コンパートメントのバックルを外してからメインコンパートメントのジッパーを開いて物を取り出す。
最前面コンパートメントから物を取り出すにはコンプレッションストラップを取り外してから物を取り出す。
物を取り出すのがワンアクションでアクセスが出来ないので、バッグを背負っている状態だとスマートに取り出せないと感じました。
但し、財布、スマートフォン、イヤホン等の小物であれば至る所に用意されているので工夫次第では何とかなるのかもしれません。

コストパフォーマンス

本体価格だけで¥37,400(税込)で更にはアクセサリー購入で総額¥60,000弱と手を出しづらい金額となってしまいます。
私は最低限MacBookPro14インチ+ガジェット類を持って行ける16L程度のバッグと1泊〜2泊程度にも使える25L程度のバッグの両方を購入検討としていたので、2つ買うならX-PAKだけで運用できそうだなという理由で購入に踏み切りました。
前述したイマイチなポイントを含めた、見た目・機能美・サイズ感の全てが理想的なバッグであるならば購入すれば間違いなく満足出来るバッグだと思います。